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覚えておきたい車の防災対策

庚伸物流のホームページにお越し頂き、ありがとうございます!

 

 

 

9月1日は『防災の日』です。またこの日を含む一週間を『防災週間』としていて、地震はじめ災害の多いこの日本で自分や家族の命を守るためにもみんなで防災意識を高め、対策を学び確認しようというものです。この期間は毎年各地で防災訓練や講演会・セミナー、家族で楽しみながら防災について考えることができる防災フェスなどが行われており、ニュースでも取り上げられ話題となっています。

近年大雨による水害も目立っていて、30年以内に巨大地震が起こる可能性は70%とも言われていますし、災害がけして他人事ではないことは皆さんもおわかりのことと思います。

 

毎日車で行き来している軽貨物運送業は業務中・・つまり車の運転中に災害にあう可能性が非常に高いと考えられます。
そこで今回は防災の日にちなみ、あらためて念頭においておきたい車に関わる防災対策を3つほどご紹介したいと思います。

 

 

【車の運転中に大地震等の災害が発生した時の対処法】(消防庁の防災マニュアルより)

 

揺れなどの異変を感じたら次の手順どおり行動しましょう。

 

➀急ブレーキはかけずにハンドルをしっかり握り、前後の車に注意しながら徐々にスピードを落とし、道路の左側に停車する。
(高速道路を走行している場合は、渋滞に入る時と同じようにハザードランプを点灯させ前後に注意を喚起してからブレーキを

かけること。)
➁エンジンを切り、揺れなどの異変がおさまるまでは車外に出ず、カーラジオから情報を入手する。
➂避難の必要がある場合は、車のキーはつけたままにし、ドアはロックしないで窓は閉める。
(電波式キーレスエントリーの車の場合、キー本体はスピードメーター周辺などの車内の目立つ場所に置き、キーに内蔵されて

いる補助キーは取り外して自分で管理する。)
➃連絡先を書いたものを見えるところに置き、車検証などの貴重品を持って徒歩で避難する。
(高速道路では約1㎞ごとに非常口が設けられていて、ここから徒歩で一般道に徒歩で脱出することができることを覚えておく。)

 

災害時、車での避難は緊急車両の妨げになるのでNGです。
特に大きな地震が発生した時は・・・

 

・地震による停電で信号機がストップする可能性がある。
・大規模な渋滞が発生する可能性がある。
・道路に徒歩で避難する人々があふれてくる。
・道路が陥没したり橋が落ちたり、塀やがれきが道路に崩れ落ちてきたりして、走行不能になる道がある。
・トンネル内の天井や壁面が落下して危険。
・津波が発生する。
・ガソリンスタンドに客が殺到、あるいは停電で給油機がストップし、燃料が貴重になる。
・地震後、都市部の主要道路などは交通が規制される。

 

と、このようなリスクが考えられるため、車は使えないと思ったほうがよいです。

 

自動車安全運転センターの資料によると、2016年熊本地震(震度6弱以上)の時、地震発生時走行中のドライバーのうち揺れを感じてすぐに停車した人が49%、数分以内に停車した人が22%で、停車後車を離れ徒歩で退避行動をとった人はわずか27%でした。
また避難する時、車にキーをつけたままで車を離れた人は44%、ドアをロックしないで車を離れた人は61%でした。
このデータから上記の対処法についてまだまだ周知がされていないことがわかりますね。

 

災害が起きた時、いち早く逃げたい気持ちでいっぱいになってしまうのはわかりますが、そんな時こそ慌てず、その後のことも考えて、まずは安全な場所に停車しキーはつけたままでドアはロックせず徒歩で避難するということを忘れないようにしましょう。

 

 

【ガソリンは残り半分くらいになったら満タンにしよう】

 

東日本大震災のおり、ライフラインが非常にもろいということを痛感した人も多いのではないでしょうか。車に関してはガソリンの入手が困難になり、11年たった今も苦労をしたことはしっかりと記憶に残っていますよね。
最近では地震に限らず様々な災害が増えてきていて、同じようにガソリンスタンドが機能しなくなることが容易に起こる可能性も否定できません。

 

そこで遠くない将来発生すると言われている大地震や災害に備えるべく『満タン&灯油プラス1缶運動』が展開されています。
この運動は「車のタンクはできるだけ満タンに、家庭用の灯油も1缶多めに買い置きしておこう」というもので、全石連・都道府県石油組合が主催、石油連盟・全日本トラック協会・日本ガソリン計量機工業会が協賛、内閣府政策統括官(防災担当)・資源エネルギー庁・国土交通省などが後援する大々的な対策です。

ガソリンは別の入れ物に入れて家に保管することはできないという事情もあります。早めに給油するように心がけましょう。災害時もし満タンであれば、だいたいの車は400㎞以上走れますし、アイドリングなら約2日間くらいもちます。
アイドリングができれば酷暑や極寒の中でも車中泊が可能になり、ラジオから情報収集もできます。つまり車が避難基地として利用することができるということです。
各自動車メーカーは自社製の車に100V1500Wのコンセントの装着を進めていて、ガソリンさえあれば発電ステーションとしても使用できる車も増えています。
車には関係ありませんが、灯油も1缶余分にあればストーブを中レベルで7畳の和室を約85時間温め続けることができ、煮炊き用の燃料としても使うことができます。

軽貨物運送業にとってはガソリン代は売り上げに関わる大事な費用項目の一つ、その関係で給油するタイミングもよく考えてしまいますが、半分くらいまで減ったらまたは何かのついでに寄れる時に早々に給油することが災害に備えることになるので是非実践して下さい。

 

 

【車載用防災グッズセットを用意しておこう】

 

防災グッズセットの中には各自動車メーカーなどがだしている車載用の防災グッズセットがあるのをご存知ですか?
車載用の防災グッズセットは車中泊を想定し、非常時トイレや給水バッグやタオルに加え、エコノミー症候群のリスクの軽減をするソックスや快眠をサポートする防災エアーマット、窓を開けたままでも快適な虫よけウィンドウネットなど、通常の防災グッズセットに比べ車の中で過ごすのに特化したアイテムが揃っているのが特徴です。バッテリーがあがってしまった時のためにブースターケーブルがついているものもあります。
また女性目線で作られた車載用防災グッズセットもあり、一時避難所では手に入りにくいアンダーウェアや衛生用品、プライバシーを守るポンチョや捨てる時のビニール袋まで入っているものもあります。
災害時以外の非常時にも使えるものですし、どれも場所をとらないコンパクトなものになっていますので、車に一つ載せておくと安心ですね。通販サイトなどでも多く取り扱われています。是非自分にあった車載用防災グッズセットを見つけてみて下さい。

 

 

 

普段からの心がけや準備、何かあった時の知識が災害時に自分のまたは誰かの運命を分けることになるかもしれません。
災害時それが大きなものであればあるほど国や自治体にできることには限界があります。だからこそ「自分の身は自分で守る」ための備えをしておくことがとても重要なのです。

みなさんはどのようなことに備えてどんなことを心がけていますか?

 

 

 

 

 

庚伸物流ではドライバーの安全運転管理を徹底しています。有事にはドライバーが自分の命を守ることはもちろん、該当エリアに詳しいことを活かし、付近の皆様のお役にも立てるよう備えています。

ドライバー随時募集中!是非下記よりご応募下さい!

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