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ドライアイに要注意!

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日本の特に太平洋側では風も強く空気がかなり乾燥している日が続いています。この時期、体調管理の一環として手荒れ・肌荒れや脱水症などとあわせて気をつけたいのが『ドライアイ』です。
ドライアイについては製薬会社などの調査により、以下のようになりやすい人の傾向がわかっているそうです。

 

・30歳以上の人は30歳未満の人の約2倍なりやすい
・同じ環境では女性のほうが男性より約2倍なりやすい
・パソコンやスマホ等の画面を見る作業が1日8時間以上の人は8時間未満の人の約2倍なりやすい

 

スマホを常に携帯し、パソコンや専用端末を仕事でも使うことが日常となっている現代人にとって、とてもリスクの高い疾患の一つと言えるでしょう。大気が乾燥する冬は目が乾く・目がゴロゴロするといった自覚症状のある方もより多いのではないでしょうか?

 

 

《ドライアイとは》
ドライアイは「乾燥性角結膜炎」ともいい、様々な要因によって涙の分泌量の減少や涙の質の低下を引き起こす疾患です。「涙の量的な異常」と「涙の質的な異常」の二つに大きく分けられます。
ドライアイで異常をきたす『涙』はただの水ではなく、表面から油層・水層・膜型ムチンと層になって成り立っており、各々のバランスが涙の役割の安定性に深く関わっています。バランスが崩れ不安定になると涙が蒸発しやすくなってしまうのですが、これが涙の質的な異常で、近年このタイプのドライアイが増えているとのことです。

 

 

《主な症状》
▽目が疲れる・目がゴロゴロする・目が乾いた感じがする・目に不快感がある
▽目がヒリヒリ痛い・目が充血する・朝、目が開けづらい・白っぽい目ヤニがでる
▽コンタクトレンズをつけると痛い                ・・・etc
近年ドライアイで視力が低下することもわかってきました。また、研究によると、セルフチェックの方法として「12秒間まばたきを我慢できるか」が一つの目安とも言われています。

 

 

《主な原因》
〇環境・・最も大きい原因であると考えられていて、具体的には、パソコンやスマホによるまばたきの減少や冷暖房による室内の乾燥、コンタクトレンズの長期または長時間使用などがあげられます。夜型生活や食生活・運動不足などのライフスタイルも関わっていると言われます。また、涙の分泌は自立神経によって支配されていて副交感神経(リラックス時)は涙を分泌させ、交感神経(緊張時)は涙を抑制するようになっているため、ストレスの多い現代、交感神経が働きやすくなっていて涙の分泌量が減っているとの見解もあります。ここ最近では長いマスク生活もドライアイが増えた原因だと言われています。
〇加齢・・何も問題なくても歳を重ねることで涙の分泌量の減少や質の変化はあります。
〇病気・・シェーグレン症候群(自己免疫疾患)やスティーブンスジョンソン症候群(皮膚粘膜眼症候群)などの病気になって涙腺が破壊され重篤なドライアイになる場合もあります。

 

 

《対処法》
もし上記のような気になる症状がある場合、まずは目薬で対処しましょう。ドライアイは薬局やドラッグストアで処方箋なしに購入できる医薬品でも対応可能です。涙液のバランスを整える成分である「ごま油」「塩化ナトリウム」「塩化カリウム」「塩化カルシウム水和物」「コンドロイチン硫酸エステルナトリウム」「パンテノール」「ヒアルロン酸Na」などが有効なのでこれらが配合されているものを選ぶと良いでしょう。
目薬は対処法の一つとして有効ですが、使用回数が多すぎると涙が洗い流されてしまい、かえって角膜が傷つくこともあるので注意が必要です。
目薬を使っても効果が実感できない、30~40分ごとに目薬を使わないと目が辛いという場合は眼科の受診をオススメします。
眼科では、黄色い染色液を点眼し顕微鏡で角膜や結膜の状態をみたり、専用のろ紙をまぶたに挟んで5分間でどのくらいの長さが濡れるか涙の量を調べる「シルマー検査」や、まばたきせず目を開けたままで涙の層がどのくらいの時間で破壊されるか調べる「涙液層破壊時間(BUT)検査」などが行われます。
症状が軽い場合は潤いを持たせる点眼液(人口涙液、ヒアルロン酸製剤、ムチンや水分分泌を促進するジクアホソルナトリウム、ムチンを産生するレパミドなど)が処方されます。他にも目を遠赤外線で温める「目の温熱療法」や涙の蒸発を防ぐ保護メガネの使用をすすめられる場合があります。

 

 

《日常できる予防法とは》
ドライアイの原因の多くは環境とそれらによる「目の疲れ」です。正常な涙はとろみがありますが、疲れると水っぽいサラサラしたものになってしまい目が乾きやすくなります。そのため目の疲れに繋がる原因を取り除くことが大切です。

 

◎目を休ませる
パソコンなどの画面を見る時は1時間に15分は目を休ませましょう。蒸しタオルをまぶたの上にのせるのも有効です。この時、タオルの温度は40℃くらい、のせる時間は10分が目安です。今は使い捨てやレンジで温め繰り返し使えるなどのホットアイマスクも多数市販されているのでそれらを利用するのも良いでしょう。

 

◎遠近両用やパソコン用のメガネ・コンタクトレンズを使う
メガネやコンタクトレンズの度数が自分に合っていないと目が疲れやすくなります。画面作業や手元作業用に度数を調整したメガネやコンタクトレンズを用意し使い分けることで目の疲れを軽減することができます。乾きに強いシリコーンハイドロゲル素材のソフトコンタクトレンズなどもあります。

 

◎意識的にまばたきをする
パソコンやスマホに集中しすぎるとまばたきが減るので、まばたきをすることを意識するようにしましょう。
まばたきしていても完全に目が閉じていない「まばたき不全」が乾きの原因である場合もあります。そのような人は一層意識的にまぶたを閉じるようにしてください。すると2週間ほどで正しいまばたきができるようになるそうです。また、目をギュッと閉じてパッと開くまばたきを行うとマイボーム腺という部位から油分がでて涙の蒸発が抑えられます。
上目使いで画面などを見ると目が乾きやすいので、パソコンの画面は目線より下になるように設置しましょう。

 

◎まつ毛の内側のアイメイクを避ける
マイボーム腺は目を乾燥から守るために大切な脂質を分泌するところで、まぶたの際にあります。これをアイメイクで塞いでしまうと油分の分泌が妨げられてドライアイの原因となることもあるので注意が必要です。

 

◎マイボーム腺をマッサージする
朝晩の洗顔時に目を閉じてまつ毛の生え際に指先をそろえてあてて左右に小さく揺さぶりマイボーム腺をマッサージするのを習慣化させると油分の分泌が良くなり涙の蒸発を抑えることになります。

 

◎室内の湿度調整に気を配る
加湿器を使用したりエアコンを調整して室内が乾燥した状態にならないようにしましょう。エアコンの風は直接顔に当たらないようにしてください。

 

◎抗酸化作用のある食べ物を食べる
抗酸化作用のある食べ物は目の疲れをとり涙の質を良くします。抗酸化作用を持つ栄養素はビタミン類やポリフェノール・カロテノイドなどたくさんありますが、その中でもそれらの数千倍ともいわれる抗酸化作用を持つ青魚の油に多く含まれるDHAやEPA、鮭のピンクの色素であるアスタキサンチン、クチナシやサフランの黄色の色素のクロセチンなどが特に有効です。

 

 

ドライアイだけで失明などに至ることは考えにくいですが、角膜が傷つきやすいため細菌などが感染して結膜炎や角膜炎を引き起こし、それが重症化するおそれはあります。もし上記の自覚症状の他に目のかゆみや目ヤニなどがある場合は眼科を受診しましょう。
ドライアイは見え方が不安定になったりもするので、車を運転する人にとっては事故を起こす原因にもなりかねません。けして軽視せず、日頃から目も大事にして気になる自覚症状がある場合は早めの対処をしましょう。


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