夏の交通安全運動の時期です
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異例な早い梅雨明けから続く猛暑が一段落したものの、曇っていても油断できない蒸し暑い日が続いていますね。晴れても雨が降っても鬱陶しく感じるこの時期は疲れも一層溜まりやすい時でもあります。
疲れがたまると何かしらがおろそかになりがちになります。運送業に携わる者として自分の健康管理はもちろんですが、特に気をつけたいのがこの時期の運転です。
イベントごとやレジャーも多くなるこれからの期間、予想外の混雑や慣れない場所での運転・飲酒の機会が増え、同時に交通事故が多発する傾向にあることから、春・年末の交通安全運動とは別に各都道府県単位で「夏の交通安全運動」を実施しているところが多くあります。
私たちが業務の拠点としている県、愛知県と東京都はどうでしょうか?
東京都は、2021年に15年ぶりに更新した交通安全スローガン「たくさんの笑顔が走る首都東京」が掲げられてはいますが、例年夏の交通安全運動は実施していません。
今年上半期の累計死者数は58人となっていて前年同期とほぼ同じに推移しています。
愛知県は実施予定で、過去5年の事故を分析しその特徴をわかりやすく公開するなど交通安全にかなり力を入れています。
夏の交通安全県民運動 7/11(月)~7/20(水) 県内一斉大監視 7/15(金) 午前7時~午前9時
【重点事項】
〇子供と高齢者を始めとする歩行者の安全確保と保護意識の醸成
〇飲酒運転根絶等に向けた安全運転意識の向上
〇自転車の交通ルール遵守の徹底と安全確保
・毎月10日20日30日は「交通事故死ゼロの日」としています。又毎月11日は「横断歩道の日」です。
・Stop Slow Smart 交通安全スリーS運動を推進中です。
・愛知県は歩行者妨害の取り締まり強化にここ数年取り組んでおり、摘発件数は全国で最多でさらに5年連続で摘発数は増加しています。その効果もあってか、歩行者のいる信号機のない横断歩道での車の一時停止率は年々改善していて、昨年は47.6%で全国6位でした。
・今年上半期の累計死者数は69人にのぼっていて、これは前年同期よりも18人多くなっており全国ワースト2位となっているため取り締まりが一層強化される可能性があります。
・愛知県警の分析によると、7月は四輪車の事故による死者が多くでており、その約半数が高齢者であるとのことです。また飲酒運転による死亡事故が年間で最多となっています。単独での事故が多く、法令違反では速度超過が多発する傾向にあります。特に下旬に事故が集中していて、時間帯では昼の12時台が最も多くなっているとのことです。
・可搬式オービスも運用され、幹線道路だけでなく、住宅街の市道や豊田市の「猿投グリーンロード」(無料になる夜間も)、名古屋高速などでも取り締まりが行われています。
・最近の死傷交通事故
◇7/15 北名古屋市西之保の信号のない交差点で自転車に乗っていた男子高校生(16)が巡回バスにはねられ軽傷をおった
◇7/1 10時半すぎ 名古屋市中村区高道町の信号のある交差点で原付バイクが倒れているのが見つかり、男性(61)が病院に運ばれた
が亡くなった。現場の状況などからひき逃げ事件として警察が捜査し、運転していた男が逮捕された
各県警や交通安全協会などからも様々な情報を得ることができます。交通事故について全国的な傾向と異なる場合がありますので、地域の特色や日常走る道の危険個所なども把握して、日々の運転をより安全にしていきたいものですね。
先日、「事業用軽貨物車を第一当事者とする重大事故がここ5年間で8割増えた」と新聞に取り上げられていました。
そのほとんどが業務中に発生、事故現場は宅配需要の多い都市の住宅街に集中しており、急いでいたことによる不注意という理由が多いとのことです。
ネット通販の普及を背景に、荷物量が10年前の1.5倍にもなっていること、黒ナンバーがその配達の主要な担い手であること、その始めやすさから新規参入の個人ドライバーが増えていることなどがあげられ、それらから個人事業主であるドライバーは労働基準法の対象外であるため、「過重労働」に陥っている可能性があるとしてそれが交通事故多発に繋がっているのではないかとの内容でした。
実際ある軽貨物運送業の労働組合での調査によると回答した人のうち4分の1が一日の労働時間が12時間を超えており、約半数が週6日以上働いていたということです。
運送業においては特に交通事故が及ぼす影響はとても大きいものがあります。加害者にも被害者にもなりたくはありませんし、社会貢献しているともいえて、日々汗を流して頑張っている業務で後ろ指を指されるようなことにもなってほしくはありません。
法律的な問題もあるのでそれを解決する法整備も望まれるところですが、まずできることは運転者としてはもちろん自分が歩行者の立場だった場合も含め、安全意識と危険予測をすることではないでしょうか?
この夏の交通安全運動を機に、今自分が運転をする中で漫然となっているものはないかや体調管理がしっかりできているかなど、今後も安全運転を前提とした業務とすることができるように見つめなおしてみましょう。
庚伸物流は皆さんの生活の一助となるべく、安全には十分気を配りつつ、今日もお客様の大事な荷物をお届けしています。
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