取り締まり実施中!年の瀬の交通安全に注意!
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新しい年を迎えるための様々な準備をする12月は、誰もがなんとなくバタバタするそんな月です。師走(しわす)とも言いますよね。
もちろん私たち運送業にとっても書き入れ時ともいえる忙しい時期です。
そんな12月はここ5年間ずっと年間最多という一年の中で最も交通事故による死者数の多い月でもあり、仕事でもプライベートでも締めや催し物がある関係で交通量が増え、帰省とも重なる20~31日は特にその数が多い傾向にあります。
死亡事故に限らず人身事故とそれによる負傷者の数も11月までと比べると格段に増え、グラフでみればその突出ぶりに驚くほどです。
そのため例年この時期に各都道府県ごと交通安全運動が実施されています。
各都道府県ではそれぞれスローガンや重点項目などを掲げており、その地域の交通安全にかかわる特徴も様々なようです。
当社の本社があり、多くの案件で行き来する名古屋市が属する愛知県について特に詳しく見てみましょう。
【愛知県の交通安全運動の重点と特徴】
[スローガン]
『ストップ・ザ交通事故 高めようモラル 守ろうルール』
[重点項目]
夕暮れ時と夜間の交通事故防止と飲酒運転等の危険運転の根絶、子供をはじめとする歩行者の安全と自転車の安全利用の確保
高齢運転者等の安全運転の励行
〇今年11月末現在、交通事故による死者数が全国ワースト1位。そのため11月25日には「交通死亡事故多発警報」がだされた。
〇12月は飲酒運転根絶強調月間。
〇現在、豊田市で「交通死亡事故多発非常事態宣言」がだされ、今月末まで特に取り締まり強化中。
〇例年多くの県でこの12月が一年で最も交通事故による死亡者数が多いのに対して、愛知県では11月の横断中の歩行者の交通死亡事故が最も多い。そのため毎月11日を「歩行者の日」として取り締まりを強化している。
愛知県ではここ一週間のわずかな期間にも死亡事故が3件、名古屋市でもはねられた人が意識不明の重体となる事故が2件起きており、重大な事故の多い地域であるとうかがえます。<br />
他の都道府県の重点ポイントを見ると、季節がら飲酒運転や夕暮れ時から夜間の事故の防止に力をいれているところが多いようですが、今年、全国的に特に注目されているのが歩行者妨害(歩行者のいる信号機のない横断歩道における車の一時停止違反)です。取り締まりの強化により、違反の件数の多さも明らかになり、多くの都道府県で検挙数が前年を大きく上回っています。また歩行者のいる信号機のない横断歩道における車の停止率の今年の全国平均は21.3%で、8割の車が停車していない状況であるということが違反の多さを裏付けています。都道府県別では最も高いのが長野県の72.4%、最も低いのが宮城県の5.7%でした。
ちなみに愛知県の停止率は32.5%と昨年よりも3.7%改善され全国8位の比較的好成績ではありますが、けして高い数値ではありませんし、歩行者妨害の摘発件数は1月~10月までで2位の東京都に13,000件以上の差をつけ37,000件と全国で最も多くなっています。
歩行者妨害の罰則は反則金普通車9,000円・大型車12,000円・バイク7,000円、違反点数は2点です。
歩行者のいる信号機のない横断歩道における車の一時停止のルールにおいて一つ注意しなければならないのが、「歩行者がいれば車には停止する義務がある」というところです。たとえ歩行者が道を譲ってくれたとしても一時停止しないで通過すれば違反になり検挙の対象になります。
同じ信号機のない横断歩道であっても、バス停付近など何かの陰になって人がいるのがわかりづらい場所の横断歩道は特に慎重にならなければいけません。なぜなら道路横断中の事故で歩行中に死亡した人の数はとても多く、全体の7割ともいわれているからです。
取り締まり強化で再確認されつつあることで、停止率が改善されてきている一方でいくつかの都道府県ではむしろ悪化しているところもあり、充分な数値を目にするまでには時間がかかりそうです。今後もすべてのドライバーが特に意識しなければいけないルールの一つであることは間違いないでしょう。
慣れた道では「たぶん大丈夫」で判断しがちだったり、この繁忙期の疲れでそんなつもりはなくても運転中ぼーっとしてしまったなどの心当たりがある方は少なくないのではないでしょうか。そのちょっとした油断とタイミングで事故は起きてしまいます。
ドライバーにとっては歩行者その他の早期の発見・認識が事故を防ぐキーでもあるので、早めのライト点灯(冬季は晴天時でも15時~16時に、天候の悪い日は日中でも点けましょう)やハイビームの利用を心がけたいですね。歩行者側にもできることはあります。反射材等を利用して車に自分の存在を知らせたり、また車のほうが停まってくれる避けてくれると慢心したり、横断歩道でないところで渡るなどの危険な行為をしないということです。
交通事故の多くは『視界不良、疲労、渋滞(交通量多い)、学生登下校時間』などの様々な要因が重なる時間帯や場所で起きます。そういうところでは誰もが思い通りにいかないイライラを感じてしまっているものです。上記のような具体的な方法で危険を予測し防ぐことはもちろんですが、何より大事なのは他の人のことを思いやれるくらいの時間的・精神的余裕ではないでしょうか。「交通ルールだから」だけではなく相手へのちょっとした気遣いが結果的に自分を守ることにも繋がるのだと思います。
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