軽貨物運送業の仕事の種類を知ろう～『スポット便』編～
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比較的近場の配送がメインで担当エリアがある業務が大半の軽貨物運送において、少し異色なのがこの「スポット便」です。
スポット便は荷主の指定した時間・場所に指定の荷物を運ぶ不定期・単発の業務です。
他の軽貨物の業務と違い、唯一エリアがなく、依頼があれば全国どこへでも行きます。又、緊急の運送が多いので24時間365日いつでも動ける必要があり、その為定期便に比べて料金も高いのが特徴です。
スポット便を利用する業種は本当に様々で、運ぶ荷物も、その積地や降ろし地も多岐にわたります。
他の依頼の荷物と一緒に積むことはなく、その一件のために貸し切りで運送します。車両を貸し切るという点ではチャーター便と似ていますが、チャーター便が貸切られた日時の時間内なら依頼主が何度も利用できるのに対し、スポット便は依頼の特定の荷物が運び終わると完了となるところが違います。
スポット便ドライバーの良い所は、①エリアの制限がないためいろいろな所へ行くことができ、単発で毎回依頼主・届け先が違うので変化が多いこと、②自己負担の経費もあるのでコスト管理は大事ですが、長距離案件も多く、うまくたくさんこなすことができれば、上限なく稼げること、③緊急時の依頼が多いため、直接感謝されたり依頼主ともつながりができやすく達成感が大きいことです。
突発的な仕事にも心よく対応できる人や、違いや変化を楽しめる人、長距離運転が得意でドライブが好きな人などは向いているかもしれません。
一方で問題点としては収入の不安定があげられます。
単価が高くてもあくまで不定期であり、仕事がある時とない時の差が極端です。又上記のような特徴から信用が第一のこの仕事は、特に個人で売り込んで得るのが難しく、収入を安定させるには、私たちのようなドライバーさんに様々な仕事を斡旋できる会社に所属するなどして定期便と組み合わせるなどの工夫も必要といわれています。
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