運送業界の繁忙期について
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今回は皆様からよく寄せられる質問のひとつ、運送業界の繁忙期のお話です。
インターネットの普及もあって、オンラインで買い物をして商品を配達してもらうという方法はごく一般的となりました。 そのため運送業界は1年中忙しいというイメージを持っている人も多いかもしれません。
しかし実際には運送業界にも繁忙期があり、繁忙期には普段よりも一段と忙しさが増します。
何と言っても年末年始は運送業界のハイシーズンです。一般的に年末年始は運送業界で最も忙しい時期のひとつとされています。
運送業界が忙しくなる理由に「季節のイベント」がありますが、この時期にはクリスマスに大みそか、お正月などたくさんのイベントが集中してあります。 また、この時期は年賀状やクリスマスカードなどの印刷物の運送も多くなり、さらに年末商戦の影響もあって、お歳暮やクリスマスプレゼントなどで運送の需要がより一層高まります。
引っ越しシーズンももちろん業界の繁忙期となります。
引っ越しシーズンといえば年度末と年度始ですが、引っ越し業者だけではなく運送業界もまたこの時期は繁忙期となります。 運送業界における繁忙期の年度末・年度始の定義は、新学期や新入式の前後である3月15日～4月15日の間です。 引越し業者以外にも、荷物が少ない場合は運送業者に依頼して段ボール数箱だけを新居へ配達することもできます。
また運送業者の中には引っ越しプランを提示しているところもあるため、必然的に引っ越しシーズンは運送業界にとっての繁忙期となります。
夏場も運送業界は繁忙期です。 この時期は夏季繁忙期といい、お中元などで運送業界の動きは活発化します。
夏場は夏休みやお盆などで旅行へ出かけたり里帰りをしたりする人が多くなりますが、旅行荷物などの運送も夏季繁忙期を作っている原因と考えられます。
特にお盆前には荷物の量が急激に増える傾向があり、8月の初旬から中旬はとても忙しくなります。
ただ、繁忙期だからといっていつでも常にとても忙しいというわけではなく、やはり波があります。
短期間だけのプチ繁忙期が訪れることもあります。
例を挙げると、母の日には花やプレゼントを贈ることが一般的ですが、母の日の前後は通常の倍ほど荷物の量が増えるといわれています。
地域ごとの特産品が収穫される時期には、そのエリアと時期にだけ集中して繁忙期が訪れることもあります。
またリゾート繁忙期とも呼ばれるものもあり、冬場はスキーリゾートにスキーや旅行客の荷物を運ぶために一時的に多忙となります。このように全国的に運送業界が忙しくなる時期だけではなく、エリアごとに特化して忙しくなることもあります。
そのため運送業界全体ではいつもどこかで繁忙期が発生しているといえます。
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