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クレームを未然に防ぐ!プロが実践するトラブルシューティングコミュニケーション術

クレームを未然に防ぐ!プロが実践するトラブルシューティングコミュニケーション術

軽貨物ドライバーの現場では、荷物の破損や遅配だけでなく「態度が悪い」「不在票の書き方が雑」といった“人”が原因のクレームも少なくありません。ところが ―― ちょっとした声かけや情報共有を徹底するだけで、トラブルは驚くほど減らせます。本稿では、プロが実践している“未然防止型”コミュニケーション術をシーン別に解説し、すぐに使えるフレーズと仕組み作りのコツを紹介します。

 

なぜクレームは起こるのか

 

よくある事例と潜在ニーズ

  • 破損・汚損 …荷姿チェックや写真記録が不十分で、責任分界点があいまいになる
  • 遅配・時間帯ミス …交通事情よりも「事前連絡がなかった」ことへの不満が大きい
  • ドライバーの態度 …表情と言葉遣いが評価される接客業でもある

クレームの8割は「期待と現実のギャップ」から生まれると言われます。情報を先回りして伝えるだけで期待値が調整され、苦情そのものが発生しにくくなります 。

 

トラブルシューティングコミュニケーション術

 

配送前:準備と事前通知

 

  1. 1.荷姿チェック・写真撮影
    • 出荷時点の状態をスマホで撮影し、万一の破損クレームに備える。
  2. 2.「お届け予告」メッセージ
    • 30〜60分前にSMSやLINEで到着時間を伝えると遅配クレームが約30%減少した事例も。

玄関先:3S(Smile-Soft-Speed)アプローチ

 

タイミング 一言フレーズ ポイント
インターホン前 「〇〇便です。お荷物をお持ちしました」 名乗り+目的を簡潔に
受け渡し時 「箱にへこみがないかご確認ください」 確認依頼で“共同チェック”
別件相談時 「何かご不安な点はありますか?」 顧客の発話を促す

非言語(姿勢・笑顔・声量)は言語の3倍伝わるとされ、態度クレームを防ぐ鍵になります。

 

 

配送後:記録とフィードバック

 

  • 配達完了後5分以内にアプリで配達証跡(サイン画像+写真)をアップロード。
  • 当日のヒヤリハットを音声メモで残し、翌朝の朝礼で共有。

クレーム発生時の4ステップ

 

  1. 1.傾聴(遮らず最後まで聞く)
  2. 2.内容確認(要約し同意を得る)
  3. 3.謝罪+感謝(迷惑をかけた事実にフォーカス)
  4. 4.解決策提示(いつ・誰が・何をするか具体化)

電話対応では「恐れ入ります、状況を正確に把握するためお話をお聞かせいただけますか」の一言で感情が落ち着くケースが多いと報告されています。

 

 

仕組みで防ぐ――フローと教育

 

  • 業務フロー図×マニュアルの定期改訂:新たなトラブルを図式化し、3ヶ月ごとに更新。
  • OJT+ロールプレイ:新人は先輩同乗→月1回ロープレで継続訓練。
  • KPI可視化:クレーム件数/100件配送をダッシュボードで共有。

 

まとめ

クレームを未然に防ぐ鍵は、「情報を先に渡す」「共に確認する」「記録を残す」の3点です。ドライバー個々のコミュニケーション力に加え、写真・アプリ・マニュアルを組み合わせた“仕組み”を整えることで、トラブル発生率と対応コストは同時に下げられます。今日からぜひ、玄関先での一言と配達後のワンクリック記録を習慣化し、“神対応”への第一歩を踏み出してください。


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